ビデオ通話におけるメディア通信のような大きな帯域を使用するアプリケーションは、通常業務で利用する通信経路からオフロードしたいというご要望をいただくことがございます。この様なご要望を実現する際のアプリケーション設計やNW設計上の留意点をお伝えします。
本FAQで対象となる通信は下記の通りです。
- MediaConnection
- MeshRoom
- SFURoom
- DataConnection
- Recorder API (録音機能)
オフロードさせたい対象の通信について、TURNサーバの利用を強制するように設定してください。社内NWにて、TURNサーバのIPアドレスやFQDNをDestinationとする通信の経路をコントロールすることで、これらの通信をオフロードさせることが可能です。
TURNサーバのIPアドレスやFQDNについては下記のFAQを参照してください。
TURNサーバの利用を強制する方法は、以下の通りです。
ただし、iOS SDK および Andriod SDK は、TURNサーバの利用を強制することはできません。
MediaConnection/MeshRoom/SFURoom/DataConnectionの場合
new Peer()
のconfigで iceTransportPolicy: 'relay'
を指定して下さい。
サンプルコード
const peer = new Peer({
key: "YOUR-API-KEY"
config: {
iceTransportPolicy: 'relay',
},
});
Recorder API (録音機能) の場合
createRecorder()
のoptionにて、iceTransportPolicy: 'relay'
を指定して下さい。
サンプルコード
recorder = SkyWayRecorder.createRecorder(apiKey,{
iceTransportPolicy: 'relay'
});
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