2021年10月22日にJavaScript SDK v4.4.2をリリースしました。
本リリースは、Safari15における下記バグ問題に対処したものです。本バグの影響として、iOS15またはMacOS MontereyにおけるSafari15においてroom.send()にて一定以上のサイズのデータを送受信すると、Signalingサーバとの通信が切断されます。
事象を回避するためには、JavaScript SDK v4.4.2以降にバージョンアップしてください。
Safari15のバグ問題詳細
概要
iOS15またはMacOS MontereyにおけるSafari15においてWebSocketにおいて問題が発生する場合がございます。
該当Issue:
- WebKit Bugzilla iOS 15: https://bugs.webkit.org/show_bug.cgi?id=228296
- WebKit Bugzilla MacOS Monterey: https://bugs.webkit.org/show_bug.cgi?id=230076
- Apple Developer: https://developer.apple.com/forums/thread/685403
原因
permessage-deflateに関する処理に原因があるとされています。
SkyWayにおける影響
iOS15またはMacOS MontereyにおけるSafari15においてroom.send()にて一定以上のサイズのデータを送受信すると、Signalingサーバとの通信が切断されます。
Signalingサーバとの通信が切断されると、該当ユーザはroomからleaveします。
対処
概要
Signalingサーバとの接続には通常WebSocketが使われますが、Safari15で利用する場合には、WebSocketを利用せずXHRを利用するように仕様を変更いたしました。
お客様で実施いただきたい事項
事象を回避するためには、JavaScript SDK v4.4.2以降にバージョンアップしてください。
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